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チキン痛い?!これじゃあネイティブには意味不明 ~heartとhurtの発音の違いを学ぶ~

132chickenhearts
目次

Chicken heartとChicken hurtとでは、意味も発音も大違い

今日のテーマ
英語のheartとhurtの発音が異なることをしっかりと覚えておこう

 筆者は時々 「釣り(Fishing)」に行きます。
   
 まあ、趣味のひとつですね。
   
 
 日本にいた頃は
 
 川や湖が中心だったのですが、
 
 ニュージーランドに移住してからはもっぱら海釣り。
   
 
 そして、
 
 海釣りの際のエサとして
 
 「ニワトリの心臓」を使うんです。
   
 
■筆者が移住したてのある日のこと。

  友人と釣りに出掛ける日の朝、
   
  まだ「ニワトリの心臓」を入手していなかったので
 
  近くのスーパーマーケットに
 
 「ニワトリの心臓」を買いにいったときのことです。

 (スーパーでかなり安く売っているので)

Chicken heart(s) (鶏の心臓)の売り場を店員さんに聞く


 
■そして、

 精肉売り場に行ったのですが
 
  目当ての「ニワトリの心臓」が見あたりません。
 
   
  ちなみに「ニワトリの心臓」は
 
  英語で「 Chicken heart(s) 」といいます。
   
 
  それじゃあ店員さんに聞くしかないな、
 
  と思ったのですが、
   
 
  ちょっとここで筆者の脳裏には
 
 
 「日本人は【H】の発音が苦手だっていうよな。
 
  日本人は英語の発音の際、
 
  子音だけの音の場合でも
 
  子音と母音をくっつけた発音をしてしまう傾向にあると。

 
 
  だからで「 Chicken hearts 」という際に、
 
 ”hearts”の単語の頭のところは、
 
 『ハア』ではなく、母音の『ア』の音を出さずに
 
 『ハ』の最初の部分の音だけするように【H】の発音をしないと通じない可能性があるぞ」
  
 と思い、
  
 
 店員さんに
 
 「Excuse me. Do you have チキン・ハゥーツ?」

  という風に聞いてみたんです。
   
 
  そうしてら相手の反応が、
   
 「?????」
 
 
 店員さんは筆者を
 
 この男性はいったい何をいっているんだ???
 
 というような目で見つめているうです。
   
 
 あれっ、通じないなあ、
 
 もう一回クリアに発音し直してみよう、
 
 と思い、
 
 
 「Excuse me. Do you have チキン・ハゥーーツ?」
         
 と言い直してみたのです。
   
 
 そしたらよけいに店員さんが困惑の表情。
     
 
 だめだっ、全然通じていない模様・・・
 
 おっかしいなあ・・・
   
   
 店員さんは考え込んだ表情になり、
   
  しばらく間をおいてから

  何かに気が付いたような表情を浮かべ、
 
   
 「 Are you looking for chicken hearts(チキン・ハアーツ)?」
                   
 
 と確かめるように筆者に聞き返してきたんです。

hurtsとheartsの発音は違かった

   
  
■そうなんです。

 筆者が発音した
 
 『ア』の音を出さないようにした
 
 「ハゥーツ」というのは
 
 英語では「 hurts 」の音。
   
    ※あなたの辞書で発音記号を確認してみて下さい。
   
  
■そして、「 hurt 」という単語の意味は、 
 
 「痛む」とか「傷つける」といった動詞であったり、

 もしくは、「傷」とか「けが」といった名詞として
 
 使われている単語なんです。
 

■だから、筆者は繰り返し
   
 「すいませーん。チキン痛い!ありますかぁ?」

  (文法的にも滅茶苦茶ですが)
 
   
  もしくは、
 
 
 「すいませーん。チキンの傷、ありますかぁ?」

 (これも何だか支離滅裂ですね)
   
 と聞いていたようなものなんです。
   
 
 そりゃあ、店員さんも「???」になりますね。
   
 
 (でも最終的に筆者の意図を読み取ってくれた店員さんの理解能力には感謝!)
 
 
■筆者が伝えたかった「心臓」という意味の「 heart(s) 」は
 
  実は仮に日本語のカタカタにたとえれば
 
  限りなく「ハーツ」という音でかまわなかったんです。
 
 
  この単語の発音記号も是非辞書でチェックして欲しいのですが、
 
 「 heart(s) 」という単語は、

 「ハ」という音の次に「ア」という音がくる組み合わせの

 発音だったのです。
 
 
 だからのこの単語に関して言えば、
 
 『ハア』という音になってもよかったということなんです。
 
 
 わかります?

   
 
■「 hurt(s) (痛い、傷つける)」の発音は、

 筆者が『気をつけなくちゃ』と思ったとおり
 
 『ア』の音を出さないように気をつける必要があります。

 したがって、「ハゥート(ツ)」というような発音になります。


 いっぽう、
 
 「 heart(s)(心臓)」の発音は、

 「ハ」という音の次に「ア」という音がくるコンビネーションの発音なので

 「ハート(ツ)」という言い方でかまわなかったということなんです。

hurtとheartの発音の違いのまとめ


■発音を文字情報だけでお伝えするのはちょっと難しいのですが、

 筆者のいいたいこと、あなたに伝わりましたでしょうか。


     
  要約しますと、
 
 
 『日本人は英語の発音をする際、

 子音だけを発音する場合においても

 母音の音をくっつけ「子音+母音」の音で発音してしまう。

 (日本語の発音がそうであるから)

 そのことを英語の発音の際は常に気をつける必要がある。
 
 
 しかしながら、今回の「 heart(s) (心臓)」の発音は、
 
 【h】の次の音である【ear】が「ア」を伸ばした発音のため、

 結果その組み合わせとして「ハー (ハアー)」という発音になる。』
  
 ということです。
 
 
 よろしいでしょうか?
   
   
  注:本文中において英語の発音をカタカタ表記していますが、あくまでも話を伝わりやすくするためにそのようにしていることはご了承くださいね。 

最後に、それぞれの発音記号を載せておきます。

hurtの発音記号

hˈɚːt(アメリカ英語)
hˈəːt(イギリス英語)

heartの発音記号

hάɚt(アメリカ英語)
hάːt(イギリス英語)

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